熊本大学病院 中央放射線部

各検査・治療

CT検査

部門紹介

CT(Computed Tomography)検査は、体を通過したX線のデータをコンピューターで計算して体の断面像を得る検査です。
全身のあらゆる部位の検査に有効です。特に胸部の検査(心臓、大動脈、肺、気管支等)、腹部の検査(肝臓、腎臓)、全身の骨折や出血の発見に力を発揮します。
また、造影剤という薬を投与しながら撮影することで、腫瘍の検索や血管の描出なども可能です。

当院のCT装置

C T装置3台(Canon社製:2台 PHILIPS社製:1台)が稼働しています。
特徴としては1回転で脳や心臓を撮影でき、かつ3次元画像に時間軸を加えた4次元画像として鮮明に映像化することができます。また、わずか0.28秒で1回転のスキャンを完了し、160mmという広範囲をベッド移動させることなく撮影することが可能です。そのため一定時間連続で撮影を行うことで血流や臓器などの動態観察を広範囲に行えます。
また低いエネルギーから高いエネルギーまで任意のエネルギーレベルのCT画像が取得できるスペクトラルCTでは、腎機能の悪い患者さんでも造影剤を減量して、従来と同じ造影効果の画像を取得可能です。また様々なスペクトラル画像を利用することで特定の病気に有用な画像を取得することができます。

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検査の内容

頭部
脳卒中や頭部外傷、脳腫瘍の診断に有用です。特にくも膜下出血や脳出血など出血性病変の診断に力を発揮します。

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胸部
胸部CT検査は肺や気管、気管支、心臓や動脈血管の診断に有用です。肺がん、肺結核、気管支拡張症、気胸、大動脈解離、大動脈瘤、肺血栓塞栓症など小さなものまで発見できます。

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心臓
今までは心臓カテーテル検査でしか分からなかった冠動脈の走行、狭窄を評価することができます。心臓の弁、心筋、心膜のほか、必要に応じて大動脈、肺をみることもできるので、心筋疾患、心臓腫瘍などの診断にも役立ちます。

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腹部骨盤
肝臓、脾臓、膵臓、胆道、消化管、腎臓、子宮・卵巣などの疾患に対して検査が行なわれます。病気の発見や状態を知るために、造影剤を使用し血管の画像を作ることもできます。

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3D画像
得られた画像情報から3次元画像を作成することにより、手術前に手術計画の立案や手術のシミュレーションさらに手術中のナビゲーション画像などの手術支援を行います。


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CT検査スタッフ

私たちがCT検査を担当しています。

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