CT(Computed Tomography)検査は、体を通過したX線のデータをコンピューターで計算して体の断面像を得る検査です。
全身のあらゆる部位の検査に有効です。特に胸部の検査(心臓、大動脈、肺、気管支等)、腹部の検査(肝臓、腎臓)、全身の骨折や出血の発見に力を発揮します。
また、造影剤という薬を投与しながら撮影することで、腫瘍の検索や血管の描出なども可能です。
C T装置3台(Canon社製:2台 PHILIPS社製:1台)が稼働しています。
特徴としては1回転で脳や心臓を撮影でき、かつ3次元画像に時間軸を加えた4次元画像として鮮明に映像化することができます。また、わずか0.28秒で1回転のスキャンを完了し、160mmという広範囲をベッド移動させることなく撮影することが可能です。そのため一定時間連続で撮影を行うことで血流や臓器などの動態観察を広範囲に行えます。
また低いエネルギーから高いエネルギーまで任意のエネルギーレベルのCT画像が取得できるスペクトラルCTでは、腎機能の悪い患者さんでも造影剤を減量して、従来と同じ造影効果の画像を取得可能です。また様々なスペクトラル画像を利用することで特定の病気に有用な画像を取得することができます。
私たちがCT検査を担当しています。