第38回 日本診療放射線技師学術大会(神戸開催)参加報告
2022年9月16日(金)~18日(日)に兵庫県神戸市神戸コンベンションセンターで開催された第38回 日本診療放射線技師学術大会に参加した。コロナ禍ということもあり、学会はハイブリッド開催で、リモートでの学術発表や後日のオンデマンド配信等の配慮がされていた。
今回は『タスクシフト/シェアに伴う業務拡大を推進しよう~革新への挑戦~』というテーマになっており、各種企画やシンポジウムでは診療放射線技師の講師だけではなく、厚生労働省担当者、医師、看護師等の他職種の講師も招聘されており、タスクシフト/シェアに関する内容が幅広く企画されていた。当院において、よりタスクシフト/シェアを進めていくにあたり有用な情報が得られた。
研究発表でも昨今のトレンドであるAI技術、Deep Learning再構成だけではなく、タスクシフトやOJTのセッションが設けてあったため、全国的にもタスクシフト/シェアへの意識の高さが伺えた。また、市民公開講座では、元診療放射線技師で小説家の今村昌弘氏と現在は教員職でありながら放射線技師を題材にした漫画やドラマを監修されている診療放射線技師の五月女康作氏の講演があった。最終日の五月女氏の講演は台風の影響でやむなく帰路についたため拝聴できなかったことが残念だった。
現地での学会・研究会への開催や参加が難しい日々が続いていたため、神戸大会に参加することが出来たことは貴重であったと思う。出張に関してご協力いただいた当院スタッフの皆様、そして現地開催にご尽力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
来年は熊本で開催されます。この記事をご覧いただいています皆様、どうぞ奮って来年の熊本大会へご参加いただければ幸いです。